OCTA LIFE

分散する自我

暮らしを始めました

はじめまして、OCTAです。
暮らしの初心者です。

 

最初の記事ということで、「ブログを…書きますか」となるに至った経緯、  
何を書くつもりなのかの記事です。

掲載予定のコンテンツだけ確認したい方は「結局何を発信するのか」へどうぞ。

 

暮らし始めたのは最近のこと

生まれと社会人になってからの生活

人間が「暮らし」を始めるのって、多くの場合一人暮らしを開始するタイミングだと思いますが、僕の場合は社会人になって一人暮らしを始めた段階ではまだ全然「暮らし」てませんでした。

生育環境は最悪ではないけどまあまあ悪く、衣食住・教育・心理的発育などがガッタガタの状態でなんかかなり良い企業に就職し、地方から東京へ出ることになりました。  
新卒での就職活動に成功したことから、当時はまだ若く血気盛んだった僕は「ここから俺の人間的な生活が始まるんだ!」とワクワクしてましたが、同時に「自分は真っ当な生活を送れるようにはならないだろう」とも感じていました。自分の身の回りのことが何もできない状態だったんですね。

料理はほぼしたことがなく、掃除洗濯もほぼエアプ。
「そんなん教育されなくても自発的にやりなよ」というところだし、実際に「練習していこう」と思ってやってみたりもしたのですが、母親は僕が家事の類をすることを「家事をしていない母親への当てつけ」と捉える人だったので、次第に何もしないようになっていきました。最悪すぎるよ~

  

そうして最悪の新生活スタートダッシュを切ったわけですが、幸いにも

  • ノー学歴地方出身者のわりには破格の待遇
  • 家事や料理など分からないことを調べる検索力の所持

というランダム配布スキルを所持していたことで、なんとかズッコケずにチュートリアルを進めることができました。どちらかが欠けていたら最初の操作説明のところでセーブ画面が開けず詰んでいたことでしょう。

ただそれでも初期ステがズタボロだったことで、生活はじわじわと破綻していきました。
ゴミ屋敷と呼べるほどではないけど恒常的に散らかってるし、不摂生というほどではないけど栄養の無い食事ばかりしてるし…

 

そして一番クリティカルな問題だったのが、不眠症から来る慢性的な睡眠不足です。

うっすら不眠症気味であると自覚はしていましたが、いかんせん萌えオタクって多くが宵っ張りだし、活動内容としても夜が長くなりがちだったので、特に対処はしていない状態でした。
通院を始めるまで、一睡もできず仕事する日が一週間のうち最低1日はあるような状態でした。死ぬるど

 

案の定そんな状態でまともにやってけるわけもなく、出張で長時間活動しがちな仕事と生育環境のトラウマから、社会人3,4年目くらいでバッチリうつ病を患いました。

休職と復職を繰り返した末に会社をクビになった僕は、「これからは地元で地に足ついた生活をやろう」と、お得な退職プランによる多めの退職金と共に地元に戻ってきたのでした。

 

「暮らし」の始まり

地元へ戻ってきた僕の胸にあったのは、「家を買おう」という目標でした。

実家は無貯金無資産で、母親が度々発する、恐らくは思い込みによる衝動&ストレス発散から来る「今後夜逃げしないとならないかもね」という言葉にうんざりしていた僕は、とにかく確固たる自分の住み家が欲しいと考えていました。

また、現代日本だと家を買うのは多くの場合で結婚or子供が生まれたタイミングだと思いますが、地元へ戻ってくる頃には自分がノンバイナリーかつアロマンティックである自覚があったので、将来的にも家族構成由来で生活が変わる可能性は低いだろう、と判断しました。

※ノンバイナリーだろうがアロマンティックだろうが他人と生活を共にする判断をする方ももちろんいると思います。僕はそもそも生活を他人と共にしたいか?と考えた結果、いや別にだな…となった次第です

 

そうして「家を買う」という人生の中でも大きめな目標を掲げた僕は……家を買いました。

……普通はここで家買うまでの貯金とか財テクみたいなやつをSNSで発信する気がしますが、全然住宅ローン通っちゃったので即買いました。ラッキ~

とは言っても物件探しから家を買って引っ越すまで合計2年くらいはかかりました。しかし特にドラマ的なことは起きてないので、この辺は気が向いたら記事にします。

 

だいぶ大人になっていたこともあって、買った家への引っ越しはかなり堅実に行いました。

  • おしゃれでモダンなインテリアにしたい! →けど維持する能力も危機管理能力もないからガラス天板とか手入れが大変な家具はやめよう
  • エスプレッソマシンとかホットクックとか買って食生活充実させちゃおうかな →維持管理できないし飽きるだろうから必要最低限にしよう

という感じですね。

更に食洗器やロボット掃除機、オートメーションを最初から導入することで、「うつの症状が重いときも極力破綻しない生活」を手にすることができました。

このあたりで、ようやく僕の人間的な「暮らし」が始まりました。
自分にできることと、世間的な理想と、健康維持上最低限保持した方が良いラインをそれぞれ勘案して選択できるようになってきていました。社会人になってから7,8年くらい経った頃でした。

 

衝突するアイデンティティ

暮らしが始まって2年ぐらいした頃、なんか色々あって所得水準が地域平均よりもかなり上がりました。
この辺りの話は仕事の話になるのでおもろくなく、あんまり書く気がしないんですが、「どうやら僕はうつ病やりつつもこのくらいの水準で生活していけるぽい」という自信と自覚を持つようになりました。

そうすると衣食住に対する予算にも余裕が出てきて、食事の彩りとか生活習慣の改善とかスキル学習にも目を向けられるようになりました。
金銭的に余裕がない中浪費を辞められない家庭で育ったからか、この辺の感覚を身に着けるのがなかなか大変だったんですよね。

生活を崩さずに回し続けられるようになったことで、「暮らし」に試行錯誤が生まれました。
インフルエンサーの方々のインテリアを参考にしたり、vlogを見まくったりして自分の生活に反映させていくようになったのです。

 

そうして気づいたのが、「各分野の理想、相反してね?」ということです。

一番分かりやすいのが、デスクと椅子です。

インテリア界では一枚板の木目天板とセブンチェアなんかを組み合わせたりしますが、エンジニア界ではいかに腰を守れる椅子を選ぶかが重要視されます。
更にオタク界・ガジェット界では何かと光らせがちになり、大量のモニターでデスクが埋め尽くされます。

僕は一つの「界」だけに身を置くことはできませんでした。

元々めちゃくちゃミーハーで趣味が多い方でしたが、世間で紹介されてるベストプラクティスって全然自分にマッチしないんですよね。

ここから先はどうやら自分で考えてやっていくしかないらしい

暮らしに挫折したり中断したりしながら、ようやく攻略本の最後にたどり着きました。

 

結局何を発信するのか

  • インテリアとか食事とかに興味を持ち始めた人間が
  • 萌えオタクやガジェットオタクの自我を両立しながら
  • 暮らしについて発信します

基本的にブログは日記形式でやりたいな~と思っていますが、気が向いたらガジェット紹介とかそういうのもやるかもしれません。

あと当面の活動拠点はinstagramにするつもりです。いつかvlogとかも作ってみた~い

https://www.instagram.com/8octa.life/

 

なるべく発信に値する暮らしを続けられるようにやっていきたいと思います。

ノシ